愛知のおすすめ洋菓子店・和菓子店

☆はじめに

愛知県は歴史的にみても文化や技術が育つ風土のようです。三英傑の縁(ゆかり)の土地といわれるのが良い例で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が生まれ育ったのが愛知です。面白いのは、三英傑にしても、他県や諸外国ではご当地ほどの知名度がないのにもかかわらず、愛知県民は常識のように三英傑の故郷である我が町に誇りを持っているのです。地元の常識が日本の常識ではないことに気づかない愛知県民は、三英傑のことを外部に宣伝しません。
この三英傑は、活躍したり、歴史に残る事件が起きた土地は愛知県外であることが多いようです。織田信長は岐阜城、安土城(滋賀)に移転して、自害したのは京都の本能寺とされています。豊臣秀吉は、長浜城(滋賀)の城主になったり、大阪城を築城しています。徳川家康は、江戸幕府を築いたので、現在の日本の中枢である東京都の礎を築いています。

これが愛知県の最大の特色だとすると面白いと思いませんか??
すなわち、愛知県は生まれ育つのに適した土地。
そして、宝石の原石として磨かれた人々が、
他県など各所に移動して、実績を残していく。

織田信長は、清須出身、安土桃山時代を築いたので、滋賀県よりで全盛期を過ごし、最も有名な自害の地は京都にある本能寺。

豊臣秀吉は、名古屋市中村区の出身。織田信長の腰巾着みたいな印象だけど、結果として天下を統一した時は大阪が拠点になっていた。

徳川家康は、三河(岡崎)出身。徳川15代もの間続いた江戸幕府は、関東圏を中心にして栄えた。

三英傑に限らず、三種の神器で有名な熱田神宮、今は中部国際空港を中心に栄えている常滑は、かつては京都の灘地域と比類するほどの醸造業が盛んだった地域。

プチフレーズ

名古屋市東区砂田橋で創業されたプチフレーズは、現在、大曽根店と茶屋が坂店、そして、名古屋ドーム前イオン店に店舗を構える老舗の洋菓子店です。田辺悦朗マスターは 愛知県菓子技術専門学校  の校長を務める愛知を代表する菓子職人です。 愛知県優秀技能者(愛知の名工)など、数多くの受賞歴もあるマスターが一代で築き上げた名店なのです。
プチフレーズ公式サイト

②nino

知多半田の洋菓子店。カフェスペースもあり、ゆったりできるお店です。
オーナーパティシエの二宮さんは、昔カメラマンだった経歴もあり、その感性からかオシャレなデザインと洗練された極め細やかな味わいが印象的な商品が並びます。
 Cafe & Patisserie nino 

③荒川屋製菓舗

刈谷市小垣江で洋菓子・和菓子を扱う銘店。
種類が豊富で様々な顧客ニーズに対応していく姿勢に研究熱心さを感じます。
キャラクターデコの写真も沢山貼ってありますが、近所の人たちに喜んでもらえるように、地域を大切にしているからこその取り組みが随所にみえて、同業者としても大変勉強になるお店です。

④おくむら

名古屋市北区大曽根(平安通)の和菓子店。
まさに職人技で、お菓子のクオリティは相当高いです。
包装・ラッピングも意外とオシャレでお使いモノにも優れています。
もったいないことに、看板やホームページなどの広告面ではかなり控えめで、
もっと周知活動をすれば、流行るんじゃないかなと思います。
とはいえ、流行が目的ではなくて、本当に美味しいもの、職人技を楽しむ人に食べていただくのが目的であれば、まさに理想的な地域の和菓子屋さんであるのではないでしょうか。
店主が佐藤先生なので、屋号との関係性については、今後も調査が必要です。